洗って繰り返し使える環境に優しい分子マスクの洗濯方法

不織布マスクが主流となりつつある世の中ですが、ナノファイバーフィルターを使用した分子マスクなどを含む、高性能マスクを使用する方も増えているのではないでしょうか。

不織布マスクは使い捨てなので、衛生面などでは安心できる部分も多いと思いますが、その反面、毎日のようにゴミとして捨ててしまって、環境に悪くはないのだろうか。と考えてしまうこともありますよね。

そこで、今回は洗って繰り返し使える分子マスクの、洗濯についてお話しさせていただきます。

分子マスクの素材について

分子マスクは、オーガニックコットンと、オーガニックコットンに挟まれたナノファイバーフィルターの3層構造になっており、マスクの主要部分はこの2つといってもいいと思います。そのナノファイバーと、コットン素材が洗濯によってどうなるのかが重要になってくるわけです。

ナノファイバーフィルター

分子マスクで使用しているナノファイバーフィルターの性能は洗濯によって落ちないことが実験で結果として出ております。100回の洗濯実証実験を行った結果、効果が落ちることはございませんでした。

また、ナノファイバーはPET素材なので、熱にはあまり強くなく、乾燥機や、熱湯などで煮沸消毒を行うと捕集率が落ちる可能性がございます。

オーガニックコットン

コットン素材は縮みやすい素材ですので、洗濯は優しい方法をとってください。

生地を無理やり引っ張ったり、握りしめたりすると形が崩れるおそれがございます。また、高温によって縮んでしまったり、型崩れを起こしてしまう可能性もあります。

マスクの洗濯って、普通の洗濯と同じで大丈夫なの?

分子マスクの素材を見ても分かる通り、洗濯の方法さえしっかりと気をつければ、普通の洗濯機でも問題なく洗濯する事ができます。

洗濯機をご使用の場合は、マスクの大きさにあったサイズのネットに入れ、普段お使いの洗濯洗剤をご使用して洗濯をスタートさせてください。分子マスクは、乾燥機の熱でマスクが縮んでしまったり、性能が落ちてしまう可能性があるので、乾燥まで一度に行うコースを選択の場合は乾燥に移行する前にマスクを取り出しましょう。

※大量の洗濯物と一緒に洗ってしまうとマスクが揉まれてしまい、形くずれの原因となることがありますのでお気をつけください。

手洗いの場合は、ボウルや、桶などマスクをしっかり浸して洗えるものを用意し、洗剤や石鹸などのを溶かした水につけてじゃぶじゃぶと押し洗いします。ゴシゴシと洗うとマスクの形くずれや、生地が傷んでしまう可能性があるのでお気をつけください。また、脱水時に絞ってしまうとマスクの形くずれや、生地の傷みの原因になりますのでタオルなどに挟んで優しく叩いたり押したりして水分をタオルに吸わせて脱水をしてください。

お気に入りの洋服だったり、繊細な生地の洗濯をする時は優しい洗濯方法をすると思いますが、分子マスクも同じで、優しい洗濯方法をしていただけると、より長持ちします。

洗濯機で選択する場合のポイント

  • ネットはマスクのサイズに合うものを選ぶ
  • 洗濯のコースは出来るだけ優しいものを選択する(弱コースなど)
  • 一緒に洗う洗濯物はできるだけ少なめに
  • 干す前に優しく伸ばして形を整える

手洗いをする場合のポイント

  • ゴシゴシ洗いNG
  • じゃぶじゃぶと水に浸して押し洗いをする
  • 脱水は絞らずタオルなどに挟んで行う
  • 干す前に優しく伸ばして形を整える

※漂白剤は変色、縮み、生地の傷みの原因になる恐れがございますのでお気をつけくださいませ

マスクに限らず、長く物を持たせようとすると大切に優しく扱うのが一番です!今回は分子マスクの洗濯方法をお話させていただきましたが、おしゃれ着洗濯なども表記に合わせて同じように注意して洗濯していただくと長持ちしてくれると思いますので、ぜひお試しください。

洗濯して繰り返し使用できる高性能な分子マスクをぜひ使用してみてください。

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